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「デザインUPプロジェクト」第1弾の日本酒パッケージ完成:神戸市産業振興財団

2025年 1月 21日

            プレミアム日本酒「1995」

神戸市産業振興財団が行っている「デザインUPプロジェクト」の第1弾としてプレミアム日本酒「1995」のパッケージが完成した。同プロジェクトは、デザインの力で付加価値向上を支援するクリエイターを中小企業に派遣するもの。純米大吟醸「1995」のフィルムパッケージを委託された日本テクノロジーソリューション(神戸市中央区)からの相談を受け、「K note」(兵庫県芦屋市)のデザイナー、奥田一明氏らがパッケージを完成させた。

「1995」は兵庫県加西市の酒造会社、富久錦が1995年1月の阪神・淡路大震災当時に仕込んだという特別な思い入れのある純米大吟醸。一方、パッケージ業を手掛ける日本テクノロジーソリューションは神戸市に本社があるものの、兵庫県高砂市から移転したのは2018年。「1995」のパッケージデザインは震災を体験した思いを表現できるデザイナーに依頼したいとして同財団に相談していた。

このほど完成した「1995」のパッケージは、奥田氏の提案で高級感あふれる黒マットを基調とし、「三十年酒」という箔押しを採用。金属の箔ならではの光沢を演出している。またボトル中央には「You’re unlimited」の文字を入れ、無限の可能性というメッセージも込めている。

詳細は神戸市産業振興財団のホームページへ。