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スタートアップ関係者が一堂に:Startup JAPAN開催 

2024年 5月 16日

StartupJAPANの展示会場

スタートアップやスタートアップを支える投資家や事業会社など、スタートアップ産業に関わる人々が一堂に会した展示会「Startup JAPAN2024」が東京ビッグサイトで開幕した。開催は16日まで。スタートアップやスタートアップ向けビジネスを展開する企業による展示会とともに、大企業・ベンチャーキャピタル・エンジェル投資家とスタートアップが直接面談し、出資や事業連携について交渉する場も設けられた。

展示会にはスタートアップ約250社が出展し、自社技術やサービスの優位性を来場者に懸命に説明する姿が見られた。

EQUESの岸社長(左)はAIソリューションを提案


株式会社EQUES(東京都文京区)は、東京大学のAI研究で著名な松尾研究室発のスタートアップ。大規模言語モデル搭載型AIソリューション事業を展開する。岸尚希社長は「松尾研究室から多くの人が起業に踏み出しており、自分もやってみたいと思った。医薬品製造における変更申請書をAIで自動生成する事業を医薬品業界に提案している」と事業の将来に期待する。岸社長は東大の博士課程で学ぶ学生でもあり、起業と研究の二足の草鞋で新分野に挑む。

KAFLIX CLOUDはレンタカー事業者向けDXの全国展開を狙う



株式会社KAFLIX CLOUD(那覇市)は、レンタカー事業者向けのDXサービスを提案する。レンタカーを借りる際の、手書きによる手続きや保険、免許証確認などの一連の作業を、顔認証機能を搭載した端末で自動化するというもの。マーケティング部の仲宗根愛子氏は「沖縄県はレンタカー激戦区で事業者も多い。そこで培ったノウハウをもとに全国展開を狙っている。また、新たな投資家との出会いも期待している」と出展の意図を語る。

また、別会場では大手事業会社・CVC・VC・エンジェル投資家とスタートアップが出資や事業連携への具体的な交渉を行う面談会が5000件以上開催される予定。

詳細はStartup JAPANのホームページへ。