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国内最大規模のおもちゃ見本市が開幕:東京おもちゃショー

2023年 6月 9日

6月11日まで東京ビッグサイトで開催される東京おもちゃショー

国内最大規模のおもちゃ見本市「東京おもちゃショー2023」(主催・日本玩具協会、共催・東京都、後援・経済産業省)が6月8日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まった。60回目となる今回は、国内外約150社が約3万5000点のおもちゃを展示しており、最新のおもちゃのトレンドが一目でわかる。また、コロナ禍で中断されていた一般公開(パブリックデー)も4年ぶりの再開となる。

日本おもちゃ大賞で優秀賞を受賞した「ズレンガ」を手にする浅尾氏

会場では、先ごろ発表された「日本おもちゃ大賞2023」受賞商品を展示。このうち知育・教育・教科学習に役立つ玩具を対象とした「エデュケーショナル・トイ部門」では、木製の玩具や日用品を製造する株式会社浅尾(滋賀県長浜市)の「天然木製ブロック ズレンガmini24pcs」(1万5840円)が優秀賞を受賞した。2種類のパーツのみで子どもたちが考えながら組み立て遊びができる商品で、国産のスギ材を使用しているにもかかわらず、乾燥・加工技術で湿度などによる寸法変化を抑えている点が評価された。同社の浅尾年彦代表取締役は「名だたる大手メーカーの商品にまじって、私を含めて4人だけという小さな会社の商品を選んでいただき、大変うれしい。子どもたちには、木の手触りを感じながら、自由な発想でいろいろなものを組み立ててほしい」と話している。

「東京おもちゃショー2023」は6月8、9日が商談見本市(バイヤーズデー)、同10、11日が一般公開となる。一般公開は有料開催で、入場券は1500円(小学生以下は無料)。小学生以下を対象にしたデジタルスタンプラリーや、カプセルトイマーケットなど初開催となるイベントが予定されている。

詳しくは東京おもちゃショー2023のホームページへ。