支援

チャレンジ支援補助金の相談300件超、採択27件:石川県

2025年 7月 18日

能登半島地震被災事業者の支援状況の画像

石川県の馳浩知事は、7月17日の会見で、能登半島地震で被災した事業者の支援状況(7月現在)を明らかにした。それによると、環境変化に対応する新たな挑戦を支援するチャレンジ支援補助金(補助上限300万円)では相談が300件超、採択が27件。能登への新規参入で施設整備を支援する起業促進補助金(補助上限300万円)では相談が50件超となっている。

具体的な内容としては、チャレンジ支援補助金で「将来的な観光需要の回復も見据え、足元では支援者にニーズの高い宿泊業に挑戦したい」(地酒などの小売業)、起業促進補助金で「大好きな能登を応援するため、移住してゲストハウスを開業したい」(東京都在住者)といった申請や相談が寄せられている。

一方、地震発生後から実施しているなりわい再建支援補助金は採択が726件(うち珠洲市、輪島市、能登町、穴水町、七尾市、志賀町の6市町分376件)。営業再開支援補助金は採択474件(同449件)。持続化補助金災害枠は採択2324件(同1224件)となっている。なりわい再建支援補助金では、能登事業者支援センターでプッシュ型支援を開始した昨年10月以降、能登の申請が徐々に増えており、今年度に申請のピークを迎えると見込まれている。

なお、能登6市町の被災事業者の営業再開は全体の87%と9割近くまで回復したが、このうち本格的な営業再開に至っているのは64%にとどまっている。

馳知事会見の資料は石川県のホームページへ。