第46期経営管理者研修終講式を開催 40人の研修生が研修成果を発表
中小機構が運営する中小企業大学校東京校(東京都東大和市)は、9月10、11の両日、「第46期経営管理者研修」終講式とゼミナール論文発表会を開催した。研修に参加した40人の研修生が発表会で1年間の研修の成果となる論文を披露。終講式で岩瀨守校長から修了証書が授与された。
経営管理者研修は、経営者や経営幹部、管理職、その候補者を対象にした育成プログラムで、全国9カ所にある中小企業大学校のうち、東京校と関西校で実施している。東京校での研修にはこれまでに延べ約1400人の経営管理者が受講している。
研修では、昨年10月から毎月5日間ずつ受講する形式で、リーダーとしての自己ビジョンづくりや、自立した経営管理者としての視点・役割、経営管理の基礎などを学ぶとともに実践的な経営管理の手法などを習得する。豊富な演習やグループ討議を通じて、受講者自身が主体的に考えながらリーダーとしての素養を身に付ける。研修の後半では、各分野の専門家が指導するゼミナールに参加。受講者それぞれの課題に応じ、きめ細やかな個別指導が行われる。
2日間にわたって実施されたゼミナール論文発表会では、研修生を派遣した中小企業の代表者も出席した。研修生たちはそれぞれ14分間の持ち時間で研修の集大成となる「自社革新プラン」を披露。ゼミのメンバーや講師、派遣先企業の代表者から講評を受けた。
今期の研修に参加した金井大道具株式会社(東京都中央区)の米田晋吾氏は、今期は、研修生たちのまとめ役となる自治会長の役割を担った。「会社も立場も違う40人の研修生が、何のしがらみもなく、年齢も役職も関係なく交流できたのはよかった。1年は長いと始めは思ったが、終わりになると寂しい」と語った。
金井大道具は舞台やイベントなどでの大道具製作を手掛ける会社で140年の歴史を持つ。米田氏は総務・人材育成グループの課長として、採用や健康経営の推進などの業務を担当している。研修では、経営戦略のゼミナールに所属し、技術承継をテーマに論文を発表した。「大道具製作は職人の世界なので、『見て覚えなさい』という考えが強かったが、社内で技術を伝える仕組みをつくり、会社の資産として技術を受け継げるようにしたい、といった考えを発表した」という。研修を終え、「何をすべきか明確になった。会社に持ち帰って進めていきたい」と話していた。
11日に行われた終講式で、岩瀨校長は「来月から毎月5日の研修がなくなる。これは、皆さんがいよいよ職場で実践するステージに立つということを意味している。一方で、プランを実行に移すのにはいろいろな壁にぶつかるだろう。その時は46期のメンバーを頼っていただきたい。きっと何かが得られる。また、東京校もぜひ頼ってほしい」とエールを送った。
経営管理者研修の詳細は、中小機構のホームページへ。
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