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SMALL GIANTS AWARDグランプリに日本熱源システムとクリプトン・フューチャー・メディアを選定:Forbes JAPAN

2024年 11月 26日

グランプリを受賞した日本熱源システムの原田克彦社長(左)とクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長

規模は小さくても偉大な価値をもつ「強い」企業を表彰する「SMALL GIANTS AWARD 2024-2025」(主催Forbes JAPAN)が11月25日にTIAT SKY HALL(東京都大田区)で開催され、グランプリに日本熱源システム株式会社(東京都新宿区)の原田克彦社長とクリプトン・フューチャー・メディア株式会社(札幌市中央区)の伊藤博之社長が選定された。

ファイナリストの7人の経営者

同賞はグローバルでありながら、地域に根差した「小さくても偉大」な存在を発掘する「スモール・ジャイアンツ」プロジェクトとして、影響力や地域貢献など「新たな価値」を提示している企業を表彰するものとして2018年に創設された。第8回となる今年のアワードでは中小機構や商工中金などのアドバイザリーボードとパートナー自治体の協力のもと、全国からアワード受賞候補の約150社を選定。11月25日にファイナリスト7社によるピッチイベントを実施しグランプリを決定した。

日本熱源システムの原田氏は、産業用の冷凍機に自然冷媒を使うことで、温室効果ガスの排出を大幅に削減させたことが評価された。原田氏は「なかなかビジネスモデルが評価されなかったが、地球温暖化の大きな原因は、冷凍機の冷媒にも使われるフロンガスにある。これを自然冷媒にシフトさせていくことが人類の持続的な繁栄に不可欠。受賞をきっかけにスモールの範囲を超えて、どんどん発展していくことで皆様に恩返しをしていきたい」とさらなる発展への抱負を述べた。

クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤氏は、歌声合成ソフトウェア「初音ミク」の開発者として知られており、グローバルに事業を展開するとともに、クリエイター支援を継続して行っていることが評価された。伊藤氏は「クリエイティブは国力だと思っている。農業も街づくり、国づくりもすべてクリエイティブにつながっている。私は地方に人材が残らないことを残念に思って起業した。受賞で一つ自慢ができた。これからも北海道から人を育てていくことを続けていきたい」と人材育成への意欲を語った。

詳細はForbes JAPANのホームページまで。