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「医福工連携マッチング事業」で介護用製品の開発実証事業を開始:中小機構中部本部

2024年 7月 19日

中小機構中部本部は、ウェルネスバレー推進協議会(愛知県大府市と東浦町)と連携し、19日に介護用製品の開発実証事業を始めた。今回の実証事業は、両者が「医福工連携マッチング事業」の促進を目指し2023年9月28日に業務連携して以来、第1号案件となる。

同推進協議会が実施する医福工連携マッチング事業において、サポーティングインダストリー・ネットワーク倶楽部(サポイン俱楽部)会員企業の参画を支援した結果、介護用ベッドのタイヤロックが同時に解除できる製品の開発実証事業が開始されることとなった。

これは大府市・東浦町が設置するアイデア提案箱(アイデアボックス)に、障がい者福祉施設ひかりのさとのぞみの家(社会福祉法人愛光園)から介護者の負担を減らす「介護用ベッドのタイヤロック解除が同時にできる製品が欲しい」との要望があり、サポイン俱楽部会員企業に対して募集したところ、鉄道車輌事業に取り組む株式会社成田製作所から課題解決に向けた提案があり、両者の連携を実現させた。

≪実証事業の概要≫
(1)実証期間:7 月 19 日~8 月 2 日
(2)実証目的:介護職員が操作する介護用ベッドのタイヤロック動作の省力化及びロック時の不安定感の排除
(3)実証内容:介護用ベッドの下部にロック機構を有した部品を取り付け、介護用ベッドの移動等におけるロック機構部品の扱いやすさ及び安全性を評価
(4)企業概要:株式会社成田製作所(愛知県名古屋市熱田区花表町 20 番 12 号)
(5)実証先施設:社会福祉法人愛光園ひかりのさとのぞみの家(愛知県知多郡東浦町大字緒川字東米田 56 番地)

詳細は中小機構中部本部のホームページまで。