支援

中小企業のDX化を応援する新たな支援を開始:中小機構

2021年 6月 9日

中小機構は9日、中小企業のDX化支援の一環として、「地域活性化パートナー」と連携し、(1)「D2Cスタート講座」(ウェビナー)の開講(2)ANAマイレージ会員向けサブスクリプション販売サイト「サブスクポート」への掲載商品の募集-の2つの取り組みを新たに実施すると発表した。

「D2Cスタート講座」は、株式会社フラクタなど複数の地域活性化パートナーと連携し、ブランドと顧客が直接つながるビジネス「D2C (Direct to Consumer)」を構築するもの。7月16日から9回実施し、前半はD2C事業のコンセプトづくりをゴールにブランディングやECサイトの運用について解説し、後半は事業計画策定をゴールに顧客体験の構築や顧客データの活用方法などを伝える。すべて1回完結型のウェビナー形式。

これに先立ち、6月16日にキックオフウェビナーを開催する。講座のメイン講師が企画概要やD2C事業に取り組む意義を説明するほか、事例紹介なども行う予定。

一方、「サブスクポート」への掲載商品募集は、地域活性化パートナーであるフィネクトパートナーズ株式会社と連携し、中小企業が無理なくサブスク型ビジネスを開始できるよう支援するもの。掲載費用の優遇や成功確率を高めるための事前アドバイスも実施し、新しい販売手法やプロモーション力の向上、商品企画力の強化を図る。

なお、地域活性化パートナー制度は、大都市圏や全国規模で活動する流通業、情報サービス業、観光業関連などの企業・団体を登録し、中小機構と連携して、新事業展開に取り組む中小企業の市場評価やマーケティング、販路開拓などに関する支援企画を実施するもの。今年5月1日時点で148社が登録している。

詳細や申し込み方法は中小機構のホームページへ。