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第三者承継(M&A)成約件数が過去最高を更新：事業承継・引継ぎ支援センター令和6年度実績
2025年 5月 30日
中小機構は、事業承継に課題を抱える中小企業・小規模事業者をサポートする「事業承継・引継ぎ支援センター」の令和6年度の実績をまとめた。親族や従業員以外の第三者に事業を引き継ぐ第三者承継(M＆A)の成約件数が2,132件と過去最高を更新した。これまで過去最高だった令和5年度を9件上回った。
事業承継・引継ぎセンターは、国が47都道府県に48カ所設置している事業承継に関する公的相談窓口。後継者のいない経営者には、第三者承継のためのマッチングや成約に向けたサポートを行っている。令和6年度の相談者件数は2万3,540者となり、センター開設以来の累計相談者数は15万者超となった。特に第三者承継に関する相談が伸びており、第三者承継に関する相談者数は1万6,045者で累計約12万者にのぼった。
センターでは、創業を目指す個人と、後継者不在の会社などを引き合わせ、創業と事業の引継ぎを同時に支援する「後継者人材バンク」事業を運営。後継者人材バンクの成約件数も106件と過去最高となった。創業を希望する新規登録者の数は1,551者になり、初めて1万者を超えた。ここ数年、中小企業・小規模事業者に第三者承継が事業承継の一つの手段として浸透しており、相談者数や成約件数は今後も増加することが見込まれている。
中小機構は、全国の事業承継・引継ぎセンターを多面的にサポートする中小企業事業承継・引継ぎ支援全国本部を運営している。
詳しくは、中小機構のホームページへ。
