第47期経営後継者研修がスタート 11都府県から15人が参加

研参加者の集合写真画像
第47期経営後継者研修の参加者

中小機構が運営する中小企業大学校東京校(東京都東大和市)は、「第47期経営後継者研修」の開講式を10月1日に開催した。今期は11都府県から15人が将来の経営者を目指し、10カ月間の研修に臨む。

岩瀨守校長は「経営後継者研修は、47年・47期の実績を持つ、親子での参加も多い東京校を代表する歴史のあるコース。経営について学び、自社について学ぶことで、5年・10年・15年・20年後の経営を作り上げる研修である」と説明。「研修では失敗を恐れず、恥をかいて欲しい。仲間の中では経験となり、会社に戻って必ず役に立つ。様々な方との出会いがあるので、10か月を過ごす仲間として、リスペクトを持って臨んで欲しい」と激励した。

研修生を代表して、有限会社石岡プラスチック(静岡県浜松市)の石岡浩幸氏があいさつ。「厳しい経済環境ではあるが、中小企業は日本の活力の源泉となっている。中小企業の経営を担う私たちの役割は重大。校長の励ましの言葉を忘れず、優れた経営者を目指し、知識の研鑽、他者との交流に努め、健康に留意しながら研修に臨む」と誓いの言葉を述べた。

開講式終了後、研修生一人ひとりが自己紹介を行い、「経営者としてのスキルはもちろん、社員を引っ張っていく人間力、経営者としての自信を身に付けたい」「100年企業を目指してビジョン・方針を明確にしたい」「経営者としての視座・視点・考え方を学びたい」「研修生という立場で、自社を外から改めて見つめたい」「会社を継ぐ覚悟を決めたい」「経営・経営者とは何かを考えたい」「様々なことを皆と一緒に学びたい」などと抱負を述べていた。

今期の研修生は男性が15人。平均年齢は29.4歳となっている。経営後継者研修は46年を超える長い歴史があり、親子二代にわたって受講する研修生が1人いる。

開講記念講演では、「唯一無二の経営を考える」と題し、ニホンハンダ株式会社(東京都墨田区)代表取締役会長の浅見真氏が登壇。「この10か月間の研修が、受講生の皆様の人生においてかけがえのない期間となる。自身も経営後継者研修15期の卒業生だが、自身が学んだ時と経営の本質は変わっていない。事業を承継した上で、時代に応じて新しいことにチャレンジし、価値を生み出してきた。経営者として正しい時代感覚を持ち、変化について自分で気付き考えることが重要」と、受講生に語りかけた。

経営後継者研修は、全国9カ所にある中小企業大学校のうち東京校のみが実施している経営者育成プログラム。事業を引き継ぐ後継者に必要な知識や能力を実践的に授けるカリキュラムが特徴で、10月から翌年7月まで集中して学ぶ。これまでに900人以上が卒業し、全国各地で経営者や経営幹部として活躍している。

また、2027年10月に開講する「第48期経営後継者研修」の受講生も募集する予定。

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