9月LOBO調査、全産業業況DIは▲20.7 値上げと天候不順でほぼ横ばい

日本商工会議所がまとめた9月のLOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(好転と回答した割合から悪化と回答した割合を差し引いた値、▲はマイナス)は▲20.7となり、前月に比べ0.5ポイント悪化した。相次ぐ値上げと天候不順が響き、ほぼ横ばいで推移した。

業種別にみると、製造業は5.3ポイント改善の▲14.8だった。AI・半導体関連の引き合いが増加したほか、一部で価格転嫁に進展があった。一方、建設業はコストの高止まりや人手不足の影響を受け、▲17.4と1.4ポイント悪化した。

小売業は3.7ポイント悪化の▲27.7、サービス業は3.0ポイント悪化の▲20.6と大きく落ち込んだ。物価高に伴う節約志向の高まりから消費意欲に弱さがみられたことに加え、天候不順による客数の減少が重なった。卸売業は0.1ポイント悪化の▲26.7と横ばいで推移した。

10月~12月の先行き見通しDIは、9月に比べ3.4ポイント改善の▲17.3となった。実質賃金の増加や気温の低下に伴う秋の行楽シーズンの到来などが消費マインドの底上げに寄与することが期待されている。ただ、金利上昇や長期化する円安・物価高に伴うコスト増が重荷となっており、先行きの不透明感が拭えない状況になっている。

調査は、全国321商工会議所の会員2388社を対象に9月10日~16日に実施。このうち1893社から有効回答(回答率79.3%)を得た。

詳しくは、日商のホームページへ。

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