外国人材を戦力化し、事業成長へ:株式会社三栄金属製作所
POINT
・【悩み】町工場は若者の就職先として敬遠され、人手不足が深刻化
・【対応】外国人材を重要な戦力として採用、働きやすい職場環境の整備
・【成果】ベトナム人の採用をきっかけにベトナムに進出し、海外展開を果たしたことで収益を上げる体質を獲得
会社概要
・1970年、現社長の父が創業し、2006年6月に株式会社化。金属プレス加工業、樹脂成形金属プレス金型設計製作業、2次加工、組立てを手掛ける。本社は大阪市生野区。従業員数は100名。
悩み
・事業拡大により、金型設計製作、金属プレス加工、樹脂成型などの加工技術を備え、会社としての成長軌道に乗ったが、町工場は若者の就職先として敬遠され、人手不足が深刻化していた。
対応-外国人材の採用
・ベトナム人を会社の大きな戦力として位置付けて、採用を拡大。
・採用拡大とともに、ベトナム人が働きやすい環境の整備を行う。技能実習生に日本語を教えたり、ビザ取得の手続きを担当したりと生活面のサポートも実施。
・外国人材の給与や昇進などの待遇を日本人と同等にし、就業開始時に評価制度を十分に説明した上で運用。
成果
・従業員100人のうち約半数を、ベトナム・中国・韓国出身の社員が占め、工場長や職場リーダーなどの管理職を務める人材も現れている。
・ベトナムに進出し、現地工場にベトナム人社員を工場長として派遣。「工場会計」を導入し、経営を任せることで生産性の向上を図っている。
ストーリー
株式会社三栄金属製作所が、外国人材の採用を拡大したきっかけや社長の想いなどもご覧いただけます。
企業データ
- 企業名
- 株式会社三栄金属製作所
- 設立
- 2006年
- 従業員数
- 100人
- 所在地
- 大阪市生野区
- 事業内容
- 金属プレス加工業、樹脂成形金属プレス金型設計製作業、2次加工、組立て