中小企業の経営から学ぶべきポイントについて、豊永理事長はコロナ禍で回復が早かった中小企業の事例を紹介。「回復には2つのタイプがある。ひとつは事前にITやDX、他社との提携をやっていたところ。もうひとつのタイプは仲間に『この方向に進んでいこう』と呼びかけて、一緒に同じ方向に進んでいくような取り組みをしたところは回復が早かった」と指摘した。
これを受けて、野中氏は「日本の元気な中小企業では、理想とする共通善を求めつつ、現場・現実・現物の只中で共感し、知的対話でコンセプトを作って新しいものを生み出し、実践するプロセスがきちっと習慣化されている。そういう会社にはイノベーションがたえず生まれる。これは日本的経営がもともと持っていた底力だと思う」と語った。
野中氏は書籍の出版に向けて、元気印の中小企業の経営者とも対談を重ねており、こうした経営者の取り組みや考え方から日本経済復活の答えを紐解いていく。