商品開発・販路開拓

おもてなし規格認証

2020年 2月21日

近年、日本を訪れる外国人観光客は増加傾向にあり、そのニーズはインバウンド需要と呼ばれています。これを機会に、サービス事業者はキャッシュレスや多言語表記などに対応し、サービス品質の向上を図ることが求められています。

そこで、サービス事業者のサービス品質を「見える化」し、その取組を評価する制度として、「おもてなし規格認証」が始まっています。

おもてなし規格認証の概要

おもてなし規格認証は、「サービス業務マネジメント項目」(30項目)、「インバウンド対応項目」(10項目)の全40項目のうち、認証分類の必要項目を満たした数に基づいて取得できます。各項目は、ホームページに掲載されている「規格項目セルフチェックシート」で確認できます。

<サービス業務マネジメント項目>(30項目)
<インバウンド対応項目>(10項目)

おもてなし規格認証の利用方法と認証内容

おもてなし規格認証は、サービスの質を高めて経営を強化したいと考えている全ての事業者が対象となります。利用方法と認証内容は次のとおりです。

<利用方法>

  1. 事業者は、おもてなし規格認証のホームページにアクセスし、自社のサービスの質が必要項目を満たしているかを確認します。
    「紅認証」の取得は、「サービス業務マネジメント項目」のうち「既に実施している」もしくは「今後実施したいと思う」取組について、合わせて15項目以上該当する必要があります。ホームページで登録手続が完了すると、登録証の発行と認証マークのダウンロードが可能になります。
  2. 「紅認証」を取得した事業者が次の認証を取得するには、ホームページから認証機関を選択し、認証機関(一般社団法人OSTi、一般社団法人日本CSR協会、等)による審査(有償)を受ける必要があります。
【おもてなし規格認証の流れ】

「金認証」の取得は、「サービス業務マネジメント項目」のうち「既に実施している」取組について、15項目以上該当する必要があります。その上で、「インバウンド対応項目」のうち「既に実施している」取組について5項目以上該当すると、「トラベラー・フレンドリー金認証」を取得することが可能です。

「紺認証」の取得は、「サービス業務マネジメント項目」のうち「既に実施している」取組について21項目以上該当する必要があります。その上で、「インバウンド対応項目」のうち「既に実施している」取組について5項目以上該当すると、「トラベラー・フレンドリー紺認証」を取得することが可能です。

また、「紫認証」の取得は、「サービス業務マネジメント項目」のうち「既に実施している」取組について24項目以上該当する必要があります。

<認証内容>

「おもてなし規格認証2020」では、サービス事業者のより一層の業務改善を支援するため、第三者の審査を伴う「金認証」、「紺認証」の取得を推進しています。

おもてなし規格認証のメリット

おもてなし規格認証の取得に取り組むことで、事業者は次のようなメリットがあります。

(1)サービス品質の見える化

おもてなし規格の認証を受けると、事業者は受けた認証分類の認証マークと認証書を利用できるようになります。これらを店頭や名刺等に掲示してサービス品質を「見える化」することで、自社のサービスの質の高さを地域の消費者にアピールすることができます。これにより、従業員の士気向上からの消費者の満足度向上といった好循環をもたらし、消費者に選ばれる事業者になることが期待できます。

(2)公的支援

おもてなし規格認証のうち、紫認証、紺認証、金認証を取得した事業者は、設備資金および運転資金について、日本政策金融公庫から低利での融資を受けられます。

(3)生産性の向上と経営品質の向上

おもてなし規格認証取得を通じた、サービス品質の向上に向けた設備投資や人材育成の取組により、事業者として「生産性の向上」と「経営品質の向上」を図ることができます。例えば、顧客管理システムを導入してIT化することで、それまで従業員同士が電話やメモで共有していた顧客情報を、迅速かつ適正に管理できるようになり、生産性が高まります。また、従業員が顧客満足度や生産コストを意識するようになることで、経営品質の向上につなげることができます。

おもてなし規格認証についての問い合わせ先

  • 一般社団法人サービスデザイン推進協議会
    電話:045-330-3577
  • 経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課
    電話:03-3580-3922

まとめ

  1. おもてなし規格認証は、「サービス業務マネジメント項目」(30項目)、「インバウンド対応項目」(10項目)の全40項目のうち、認証分類の必要項目を満たした数に基づいて取得できる。
  2. おもてなし規格認証には(1)紫認証、(2)紺認証、(3)金認証、(4)紅認証、(5)トラベラー・フレンドリー認証の5分類がある。
  3. おもてなし規格認証の取得に取り組むことで、サービスの質を「見える化」でき、従業員の士気向上からの消費者の満足度向上といった好循環、設備資金および運転資金に関する日本政策金融公庫からの低利融資、生産性の向上と経営品質の向上といったメリットがある。

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