調査

21年度新入社員、5割が「就活厳しかった」が、3割が転職視野:東商

2021年 7月 2日

東京商工会議所がまとめた2021年度新入社員意識調査によると、就職活動が「厳しかった」「やや厳しかった」と答えた割合が合計50.0%と前年比9.8ポイント増加、コロナ禍での就職活動に苦労したことが浮き彫りになった。一方、「チャンスがあれば転職」「将来は独立」「時機を見て退職」の合計が28.4%と前年比同水準で推移、新入社員の約3割が転職を視野に入れている。

コロナ禍で面接や説明会がオンラインで行なわれたことには「目線や話すタイミングなど、面接中の対応が難しかった」「通信環境・周囲の環境・機材の整備に苦労した」「会社の情報・雰囲気が分からなかった」などと回答。良かった点は「日程・時間調整がしやすかった」「移動時間が短縮できた」「費用が少なく済んだ」としている。

魅力に感じる企業の制度は「年次有給休暇取得の推進」「時差出勤・フレックスタイム制勤務」が上位を占め、「資格(検定)等の取得支援」「人材育成体系(研修計画)の充実」など、入社後の成長環境に関する制度も上位に挙がっている。

同調査は、毎年定期的に行っており、2021年は3月26日~4月23日、東商主催『新入社員ビジネス基礎講座』の受講者870名を対象に実施。90.9%にあたる791名の回答を得た。

詳しくは東京商工会議所ホームぺージから。

新型コロナウイルスに関連するその他の調査・レポートはこちら

関連リンク