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中堅・中小企業の人材採用をスタートアップが後押し 東商マッチングピッチ開催:東京商工会議所

2024年 5月 23日

東商マッチングピッチで自社のサービスを紹介するスタートアップ企業

東京商工会議所は5月22日、人手不足に悩む中堅・中小企業と人材獲得に役立つサービスを提供するスタートアップによるピッチイベント「東商マッチングピッチ」を開催した。副業人材採用、海外出身の優秀なエンジニアの採用、大手企業人材のレンタル移籍、DX人材育成、離職率・定着率改善など、中小企業の人材採用・育成・定着につながる多様なサービスが提案された。

株式会社Another worksは成功報酬無料、データベース利用料のみで副業人材を採用可能な「複業クラウド」を運営している。気になる人材には、誰にでも、何通でもスカウトを送信でき、最短1週間で即戦力複業人材を登用可能という。株式会社オンギガンツは、簡単な質問に答えることで、社員のDX対応力を診断できるサービスを開発した。DX人材の育成に必要な研修メニューも提供し、企業のDX人材育成に役立てるという。株式会社フォロアスは、専門のインタビュアーが企業人事や上司に代わって退職者にインタビューし、退職者のホンネを分析し、企業に対策の立案までワンセットで提供することで離職率や定着率の改善に貢献するサービスを紹介した。

交流会では、直接質問する姿が相次いだ

株式会社ローンディールは、大企業の人材を一定期間ベンチャーや中小企業に派遣し、派遣先企業の新事業や経営者の右腕として働く「レンタル移籍」サービスを行っている。大企業にとっては、社員の管理職としてのスキルアップの研修ができ、受け入れ企業は大企業の優秀な人材を低コストで使えるというメリットがある。株式会社One TerraceはIT・製造業・建築業向けに、ベトナム・ミャンマー、韓国出身の優秀なエンジニアを紹介する事業を運営する。日本語教育から、内定時のビザ取得、入社後のフォローまで対応することで、外国人雇用への不安を軽減させるという。

スタートアップ側の提案に対して、参加した中堅・中小企業の経営者や人事担当者からは、「副業人材としてどんな人材がくるのか」や「DX人材の研修は補助金の対象になるのか」、「外国人獲得は現地の大学と提携しているのか」など、質問が相次ぎ、人材獲得策活用への強い意欲が感じられた。

詳細は東京商工会議所のホームページまで。