支援

ディープテック・スタートアップの研究開発・実証などを支援:NEDO

2025年 11月 10日

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、社会生活に大きなインパクトを与える技術を持つディープテック・スタートアップを対象に、研究開発や実証を支援する事業の提案受付を11月26日に開始する。締め切りは12月3日。

募集する事業は、「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)」(第9回)と、「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業(GX)」(第6回)。公募は通年で実施しており、年4回程度、提案受付期間を設定して審査を行っている。
支援の対象としているのは、経済産業省所管の鉱工業技術で、ロボティクス、AI、エレクトロニクス、IoT、クリーンテクノロジー、素材、医療機器、ライフサイエンス、バイオテクノロジー、航空宇宙などで、原子力技術にかかわるものや医薬品・再生医療などの製品にかかわる開発は対象から外れる。

GX事業では、CO2の排出削減に向けた野心的な目標を掲げ、世界規模でのカーボンニュートラルの実現や日本の産業競争力の強化のためのイノベーションを創出しうるもの、という要件が付加される。

事業の進捗に応じて、3つのフェーズが設定されており、実用化研究開発(前期)を支援する「STSフェーズ」の助成額は3億円以内または5億円以内、実用化研究開発(後期)を支援するPCAフェーズは5億円以内または10億円以内、量産化実証を支援するDMPフェーズは25億円以内となっている。事業計画において、事業会社との間で一定の連携構想を有するものや、海外技術実証事業を含むものについては上限額を引き上げる。

詳しくはNEDOのホームページへ。