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能登半島地震からの創造的復興の取り組み状況を公表:北陸地方整備局

2025年 7月 4日

北陸地方整備局は、能登半島地震やその後の⼤⾬により被災したインフラの復旧状況を公表した。被災地の⽣活や⽣業の再建、復興の芽となって地域を⽀える、10の復興アクションとしてまとめた。

道路の復旧により、金沢市からの3時間到達圏域が能登半島全域に拡大した。「道の駅」の営業や伝統産業・行事の再開で、令和7年5月の来訪者数は前年比45%増となった。

地震で地盤の隆起が発生した輪島港の漁船だまりの浚渫(しゅんせつ)作業や石川県による荷捌き所への仮桟橋設置などにより、令和6年7月から海女のモズク漁の試験的再開や同年11月からのズワイガニ漁の再開、令和7年5月から定置網漁の再開など、漁業の生業の再生に貢献した。

能登空港は地震で滑走路や誘導路などに多数の亀裂や損傷が生じるなど甚大な被害が発生した。大規模災害からの復興に関する法律に基づく権限代行により、空港管理者である石川県に代わって、北陸地方整備局が災害復旧工事を実施した。応急復旧により、令和6年1月27日から羽田との1日1往復運航が再開し、同年12月末までに延べ52,817人が利用。12月25日からは、地震前と同じ1日2往復に回復した。令和7年3月に、エプロンの復旧工事を現地着手、同年6月に滑走路の復旧工事に着手した。

詳細は北陸地方整備局のホームページまで。