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室温は20度前後に調整を、今冬の省エネ指針:政府
2021年 11月 9日

政府の省エネルギー・省資源対策推進会議省庁連絡会議が2021年11月から22年3月までの省エネ指針「冬季の省エネルギーの取組について」をまとめ、産業界や消費者に省エネ協力を呼びかけている。不動産会社や建築事務所には省エネ性能の高い住宅・ビル等の新築や改修に努めるよう要請、消費者には省エネ性能の高いマークの付いた家電やOA機器を購入することを求めている。
指針では住宅やビルの新築・改修にあたり、省エネと再エネを組み合わせて一次エネルギーの収支をゼロとすることをめざすZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハ ウス)やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)などの普及に向けた取り組みを要請。工場や事業所には、不要な照明をこまめに消灯することや、室温を摂氏20度前後に調整するよう要望。消費者にも調理時のガスコンロは鍋底から炎がはみ出さないよう調節することなど細目を列記している。
政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする目標を掲げており、 実現には国民一人一人の理解と行動変容の促進、官民あげた徹底した省エネが必要としている。
詳しくは経産省のホームページへ。