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コロナ治療薬の開発加速へ、治験窓口の案内開始:厚労省

2021年 9月 6日

厚生労働省が臨床研究中核病院内にコールセンターを開設し、新型コロナウイルス陽性が判明した軽症患者を対象に、外来通院で参加できる治験窓口の案内を始めている。コロナ治療薬の開発を加速するためだ。自社の従業員やその家族に対象者がいる事業者は情報を共有してほしい。

治験とは「くすりの候補」を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験のこと。対象者はコールセンターで案内された企業の相談窓口に連絡し、詳しい説明を受けた後で、自身の意思で参加有無を判断する。

臨床研究中核病院は、厚生労働大臣の認可を受けた国際水準の臨床研究等の中心的役割を担う病院で、コールセンター開設は緊急事態宣言発令中の地域にある北海道大学病院、東北大学病院、千葉大学医学部附属病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、慶應義塾大学病院、名古屋大学医学部附属病院、大阪大学医学部附属病院、九州大学病院。同省は今後、治験の進捗状況に併せコールセンターを設置する臨床研究中核病院を増やしていく方針だ。

詳しくは厚労省のホームページから。

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