調査

IT経営簡易診断の実績を公表:中小機構九州

2022年 8月 4日

中小機構九州本部は8月4日、2021年度に実施した「IT経営簡易診断」の利用実績とIT導入状況を発表した。利用実績は全国で487件となり、このうち62件が九州内だった。21年9月末までに支援が終了した企業23社(うちアンケート未回答1社)に半年経過した時点で聞いたところ、1社がITを導入済み、6社が導入に取り組み中と回答した。

利用実績を業種別にみると、製造業が48%と半数を占め、次に小売業、卸売業、その他のサービス業と続いた。規模別にみると、売上高は1~5億円、従業員数では10~50人が最も多い。アンケート未回答を除く22社のうち、支援終了後「すぐにIT化を実行/計画立案する」とした企業は約6割に上り、改めて半年経過後に確認したところ「導入済/取り組み中」の企業は約5割だった。

「IT経営簡易診断」は、人間ドックのように自社のIT経営をチェック・見える化し、自社の目的・状況に合ったIT化へのきっかけを作る支援制度。専門家との3回の面談を通して、経営・業務課題を全体最適の視点から整理・見える化し、自社に合ったIT活用可能性(ソフト、アプリなど)を無料で提案する。

詳しくは中小機構のニュースリリースへ。