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「いしかわ百万石マルシェ2025」を東京・渋谷で開催:石川県、いしかわ農業総合支援機構
2025年 11月 5日
石川県といしかわ農業総合支援機構は、11月4日、県の食材をPRする「いしかわ百万石マルシェ2025」を東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで開催し、首都圏での販売に意欲がある県内の生産者らがホテルやレストランなどのシェフ、バイヤーと商談を行った。
冒頭に挨拶した馳浩知事は、「震災や豪雨で田んぼや畑、港のインフラに被害を受けたが、生産者は頑張って良いものを出そうとしている。(シェフやバイヤーの)皆さんには一つでもいいから、ぜひ採用してほしい」と、会場を訪れたバイヤーらに呼び掛けた。
会場には、米や野菜、牛肉、水産加工品、日本酒など、県の特産品が出展された。このうち、すぎ省水産(七尾市)はフグを使った料理をPR。笹本和茂社長は「能登の天然フグの漁獲量はかつて全国一だった。震災前に比べると、今は7~8割程度だが、能登のフグを食べて漁業者を応援してほしい」と訴えた。また、ハイディワイナリー(輪島市)は、奥能登産のブドウを使ったワインを出展。営業担当者は、「ブドウ畑は海の近くで、潮風を受けて育ったブドウからできたワインは独特の味わい。特に能登の食材とは相性がいい」と話していた。