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韓国中小企業中央会と連携強化で覚書:中小機構

2023年 10月 26日

韓国中小企業中央会金会長(左)、中小機構豊永理事長(右)

中小機構は26日、韓国の中小企業を支援する経済団体、韓国中小企業中央会(KBIZ)との間で、両国の中小企業・スタートアップのビジネス・投資促進に向けて連携を一層深めることで合意した。KBIZの金基文(キム・ギムン)会長が同日、中小機構を訪れ、豊永厚志理事長と覚書(MOU)を締結した。

中小機構とKBIZは、これまでも共済事業や事業承継の分野で知見を共有するなどの協力関係を構築している。今回の覚書締結は、コロナ禍の緩和に伴うビジネス活動の回復や日韓関係の改善基調を受けて、双方の協力関係をより強固にすることを目的に行われた。

具体的には、両国の中小企業・スタートアップの相互交流促進を支援するビジネスマッチングやセミナーなどでの連携を一層強化する。また、中小企業・スタートアップ支援に関する専門的知見を共有するなどして、両国の中小企業・スタートアップの海外展開を含めた活動支援を協力して推進する。

豊永理事長は「韓国と日本は長い歴史があるが、今回の締結で中小企業の分野は新しいステージに入った。両国は中小企業の分野で共通の課題を抱えており、課題解決に向けて協力することが重要」と語った。

一方、金会長は「韓国では、中小企業の事業承継が大きな問題になっている。政府はそれに対応した法律を準備しているが、これからの韓国の発展に向けて、今まで以上に日韓の協力が必要と感じている」と述べた。

詳しくは、中小機構のホームページへ。