イベント

厳しい残暑のなか早くもクリスマス商戦がスタート:クリスマスおもちゃ見本市

2023年 9月 7日

残暑のなか早くもクリスマスムードが漂う「クリスマスおもちゃ見本市2023」

クリスマス商戦に向けた玩具業界関係者向け展示会「クリスマスおもちゃ見本市2023」が9月7、8日に東京都立産業貿易センター台東館(東京都台東区)で開催された。今回で41回目となる見本市は、玩具業界にとって最大の需要期であるクリスマス商戦のスタートを告げる恒例イベント。会場にはメーカー48社と流通問屋8社が出展。1万点を超すおもちゃが出品されており、残暑厳しいなか早くもクリスマスムードが漂っていた。

「シルバニアファミリー 赤い屋根の大きなお家 -屋根裏はひみつのお部屋-」(上)と「アンパンマン 自然の恵 お米からうまれたつみきDX」

会場内のハイライトコーナーには、各メーカー一押しの商品175点が展示されており、今年のクリスマス商戦で注目されそうなおもちゃの傾向が一目でわかる。東京玩具人形協同組合によると、クリスマスプレゼントの本命として定着したパソコンやタブレットなどのデバイス型トイや、トミカやリカちゃんといった定番ブランドの最新商品などが今年のトレンドだという。

また、小売・流通業者の事前投票による「おもちゃ屋が選んだクリスマスおもちゃ」の結果が発表され、8部門それぞれ上位に選ばれた商品が紹介された。このうちドール・ままごと部門で1位に選ばれたエポック社の「シルバニアファミリー 赤い屋根の大きなお家 -屋根裏はひみつのお部屋-」は屋根裏部屋を付けたのがポイント。同社では「屋根裏部屋に上がれるはしごが飛び出す仕組みで、子どもたちには秘密基地のように楽しめる」と話している。また幼児・知育玩具部門で1位となったアガツマの「アンパンマン 自然の恵 お米からうまれたつみきDX」は、米(非食用)由来の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」、さらにホタテ貝殻成分による天然抗菌剤を使用しており、赤ちゃんが口に入れても安心・安全な玩具。同社では「成長に合わせて様々な遊び方ができ、ゼロ歳児から長く使ってもらえる」と話している。