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優れた地域産業支援6団体1氏を表彰:イノベーションネットアワード2023

2023年 6月 19日

記念撮影する受賞者と関係者ら
経済産業大臣賞を受賞した東北ライフサイエンス・インストルメンツ・クラスターの片野圭二代表幹事(左)

日本立地センターと全国イノベーション推進機関ネットワークは15日、「第12回地域産業支援プログラム表彰(イノベーションネットアワード2023)」(中小機構後援)の表彰式を東京都千代田区のTKP ガーデンシティ御茶ノ水で開催した。経済産業大臣賞を受賞した東北ライフサイエンス・インストルメンツ・クラスター(TOLIC、盛岡市)をはじめ6団体の代表と、個人賞である全国イノベーション推進機関ネットワーク堀場雅夫賞を受賞した四万十ドラマ(高知県四万十町)の畦地履正代表取締役に賞状と記念品を贈呈した。

イノベーションネットアワードは、新事業・新産業の創出を目的に各地域で実施されている産業支援の中から優れた取り組みを表彰する制度。2011年度に創設され、2016年度から地域産業創出の活動を主導し、地域の活性化に成果を上げている個人の表彰が開始された。今回は地域産業支援プログラムに27件、個人賞の対象として地域産業支援者に4件の応募があった。

全国イノベーション推進機関ネットワークの岸輝雄会長は、「受賞した6件は極めて優れたプログラムで、全国で産業支援に取り組んでいるみなさんの参考になる内容だった」とあいさつ。審査委員長の原山優子東北大学名誉教授は、各受賞案件を講評し、「みなさんの活動が日本経済、地域ひいては世界を変える原動力となることを確信している」と激励した。

受賞事業は次の通り。

全国イノベーション推進機関ネットワーク堀場雅夫賞を受賞した四万十ドラマの畦地履正代表取締役(中央)

【経済産業大臣賞】東北ライフサイエンス・インストルメンツ・クラスター(東北地域のものづくり技術を結集したライフサイエンス機器創出拠点の形成)

【文部科学大臣賞】香川大学国際希少糖研究教育機構(希少糖イノベーションの共創的価値化向上とエコシステム型の知の拠点形成)

【農林水産大臣賞】株式会社ビビッドガーデン(産直通販サイト「食べチョク」)

【全国イノベーション推進機関ネットワーク会長賞】浜松いわた信用金庫/FUSE(シリコンバレーエコシステムを取り入れたイノベーション創出拠点「FUSE」の創設、および地域の起業家育成のための総合的伴走支援事業)

【日本立地センター理事長賞】株式会社さがみはら産業創造センター(相模原におけるロボット活用エコシステムの形成による地域産業のインキュベーション事業)

【優秀賞】株式会社On-Co(借主を可視化して空き家の課題を解決する「さかさま不動産」)

【全国イノベーション推進機関ネットワーク堀場雅夫賞】畦地履正氏(株式会社四万十ドラマ代表取締役)

詳しくは、全国イノベーション推進機関ネットワークのホームページへ。