省エネQ&A

LED照明の動向を教えてほしい。

回答

LED照明は、省エネ性能が高く、長寿命(約4万時間)であることに特長があります。「LED照明と有機EL照明を、2020年までにフローで100%、2030年までにストックで100%普及させる」目標が閣議決定され、普及が加速しています。

LED照明は、省エネ性能が高く(発光効率が高く)、長寿命(約4万時間)であることに特長があります(出典「LED照明産業を取り巻く現状」経済産業省作成)。

LED照明の省エネ性能 LED照明の省エネ性能

また、LED電球は白熱電球と電球形蛍光ランプとの購入費用と電気代を合算したコストの比較において、約820時間で白熱電球を、約6,000時間で電球形蛍光ランプを逆転します。LED電球の価格は2009年を基準として3分の1以下までに急激に低下しています(出典「LED照明産業を取り巻く現状」経済産業省作成)。

白熱電球・電球形蛍光ランプ・LED電球のコスト比較 白熱電球・電球形蛍光ランプ・LED電球のコスト比較

以上を踏まえ、平成22年6月に「高効率次世代照明(LED照明、有機EL照明)を、2020年までにフローで100%、2030年までにストックで100%普及させる」目標が閣議決定され、普及が加速しています。

一方で、LED照明は、1990年代に青色発光ダイオードが開発されて以降に実用、市販化された照明であり、市場の一部には実態とかけ離れた性能を表示している商品もあるようです。その理由の一つとして、「測光」の難しさが挙げられています。このため、第三者認定機関(JNLA制度)の活用や規格化(JIS C8158 平成24年11月20日制定)などが進められています。

LED電球への交換の場合は、口金サイズ、全光束(ルーメン(lm))、配光、光源色や演色性などから、選定すると良いでしょう。

詳しくは、日本照明工業会のウェブサイトを参照ください。

なお、技術の進歩によりLED電球の消費電力の低下が予想されるため、従来の「ワット(W)」表示から「ルーメン(lm)」表示に統一されました(出典「誰にもわかるLED照明」日本照明工業会)。

回答者

技術士(衛生工学) 加治 均