まずはZ世代ならではの4つの特徴を理解することから
Z世代(ジェネレーションZ)とは、1990年代半ば〜2010年代に生まれた、2023年現在で10歳〜26歳ぐらいの世代を指す言葉です。この世代以降にしかない大きな特徴は、生まれた時からインターネット環境が整っていた「デジタルネイティブ」であること。「スマホネイティブ」「SNSネイティブ」でもあり、ネット上にいる時間が他の世代に比べて長く、購買行動もスマホで完結する割合が高いです。これから社会に出て消費の中心として市場を牽引していくと考えられており、すでにZ世代向けの商品開発やプロモーションに力を入れている企業も増えています。ただ、それ以前の世代とは異なるZ世代特有の考え方や価値観、行動原理などを正しく理解しなければ、ターゲットに効果的にリーチすることは難しいでしょう。押さえておきたいZ世代ならではの主な特徴は、以下の4つになります。
1.デジタルネイティブ
生まれた時からインターネット環境が整備されていたため、情報の収集・発信・交換のほとんどはWeb経由となり、中でもスマートフォンによるSNSが中心。「欲しい時に欲しい情報にアクセスできる」という環境下で多くの取捨選択をしてきたことから、自分の価値観に従った購買行動をとることが多く、ブランド品や人気商品への興味は低め。また、不況下で育ったこともあって価格に対するシビアな感覚も持ち合わせており、自分に必要な商品・サービスを必要な時に必要な量だけ購入する点も特徴的。
2.「所有」よりも「使用」「活用」「体験」を重視
商品の所有よりも、便利な「使用方法」「活用手段」を重視し、例えば車やブランド品などに関してはレンタルやリースという手段も有効に活用。誕生日などの記念日には、プレゼントよりもパーティーなどのイベントの方に重点を置く傾向が強い。また、Web完結の購入が基本だが、店舗などでの購入も「体験」として大切にする。ただし、対面を好まない側面もあるため、Webで購入した商品の自動販売機での受け取りが人気。
3.多様性がある
Web中心の情報収集によってさまざまな情報に触れていることに加え、多種多様なインフルエンサーから影響を受けているため、考え方や価値観の違いといった個性を尊重する。自分と異なる価値観や人種などを受け入れる多様性が豊かな点も特徴の一つ。
4.社会問題・環境問題に興味がある
2011年の東日本大震災をリアルタイムで体験したか、Webの活用によってその情報に多く触れていることもあって、自然環境や地球の持続可能性といった社会課題に対する関心が高い。SDGsなどの関連ワードにも敏感。
まずは上記4つの特徴を正しく理解すること。これがZ世代市場参入に向けた第一歩といえるでしょう。