越境ECを始めるにあたり、最初に決まるのは取扱品目
越境ECを開始する形態は大きく2つに分かれます。Amazonといったマーケットプレイスを利用する場合と、Shopifyなどで自社ECサイトを構築する場合です。それぞれにメリット・デメリットがありますが、いずれを選択した場合でも、物品を輸出する際には関税について対応しなければなりません。
関税とは「輸入品に課される税」と定義されています(財務省関税局HP)。その目的は、(1)国内産業を守るため、(2)国家収入を得るため、とされていますが、先進国においては最近の米中貿易戦争にみられるような政治の道具に使われることも多いようです。各国がそれぞれ設定しており、世界貿易機関(WTO)加盟国地域に対しては一定率以上の関税を課さない取り決めがあります。実務において、国ごとに品目ごとの税率を理解することは専門家でなければ非常に難しいです。
関税の制度は国によって異なり、複雑です。しかし、それが貿易障害になってはいけない、とのことで、これを各国で統一しようという動きが20世紀初めに起こりました。それを発展させたものが「HSコード(国際統一商品分類)」です。HSコードは国際貿易の対象となるすべての商品を網羅するように構成されており、6桁の数字で表現されます。
自社が輸出販売する品目が定まりましたら、まずは財務省関税局の下記URLより、輸出統計品目表にてHSコードを確認しましょう。
なお、古美術品、種子や球根などの植物、ハイスペックパソコン、銃砲や刀剣類など法令により輸出の許可や承認が必要な場合があります。爆発物・危険物やわいせつな物品、貴重品など、輸出入が禁止されているものもあります。このような商品について出品前に確認しておくのが良いでしょう。