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部品製造業を経営しています。最近、業界の競争が一層激しくなっていることから、製造コストの削減を行わなければなりません。そのため、現場での「ムダ」取りを行っていこうと考えています。そこで「ムダ」とりの考え方を教えてください。
ムダを発見するためには、現場に存在するものについて明確に定義する必要があります。生産現場は大きく分けると「ヒト」「機械」「モノ」の3つの要素から成り立っているといえます。この3つの要素をムダ取りの前提条件として考え、どこに視点を置いてムダ取りを考えていくのか説明をします。
ムダを定義する場合、「ヒト」「機械」「モノ」の3つの要素を明確にし、その要素が価値を生み出していない状態を、ムダと認識する必要があります。
自分自身の意志によって動く。
現場内に設置されており、運転スイッチを入れることによって稼動する。
外部からの何らかの力がなければ自力によって動くことができない。
以上の3つの要素が停止している時は、
つまり、この3つの要素が止まっていることが「ムダ」ということになります。
実際にムダ取りを行うにあたり、3つの視点について説明します。
「ヒト」「機械」「モノ」の3つの要素で動かないものはなくすという考え方です。原材料や仕掛品など在庫管理といったモノ中心にムダ取りを進めてきた工場は多いと思います。この考え方を「ヒト」「機械」「モノ」について拡張して考えます。機械、モノの動きの条件を考慮して、現場の中にある「ヒト」「機械」「モノ」について動いていないものをなくします。
このような視点から見て、作業者の作業や機械の動いている時間がある一方、モノである部品や製品の動きが停止しているところが、徐々に見えてきます。そこで、これらのムダを排除します。
上記で「動き」そのものに着目しましたが、次にこの動きの中にも「金になる動き」と「金にならない動き」があります。つまり価値を生んでいるかどうかです。金になる動きを残して、それ以外の動きを徹底的に排除するのです。どのような動きが価値を生み、どのような動きが価値を生まないかといった目利きが必要です。
最適な機能とは、3つの要素すべてにおいて必要とされるだけの機能を持たせるということです。たとえば、0.01mmの精度を求められている部品に、0.001mmの精度が出せる機械が使用されているような時に、ムダが発生しているといえます。必要な機能について、ムダなお金をかけずコストを最小限にするということを考えます。
以上、3つの視点を手順にムダを取り除くことが、工場現場にとって必要となります。
前記では、ムダの定義及びムダ取りの視点について説明しました。ここでは、ムダ取りでも最も効果が高いと思われるヒトの動きのムダ取りの着眼点について、具体的に説明します。
以上、ヒトの動きのムダ取りの着眼点について、ポイントを説明しました。ぜひ現場で確かめてみてください。
中小企業診断士 高橋 順一