人材関連

ストレスチェック助成金

2020年 3月 3日

近年の日本企業では、職場環境の中でストレスが溜まって心や体に不調をきたす従業員が増えています。そこで、企業が従業員のメンタルヘルスの不調を未然に防ぐための仕組みとして、厚生労働省は2015年12月から、「ストレスチェック制度」を義務化しています。企業が従業員にストレスチェックを実施し面接指導を行うには、一定の費用がかかります。その費用の助成を受けられる制度が「ストレスチェック助成金」です。

ストレスチェック助成金の概要

ストレスチェック助成金は、派遣労働者を含めた従業員50人未満の事業場がストレスチェックを実施し、医師からストレスチェック後の面接指導等を受けた場合に費用の助成を受けられる制度です。

<助成対象>

医師と契約し、次の措置を実施した労働者数50人未満の事業場

  1. 年1回のストレスチェックを実施した場合
  2. ストレスチェックに係る医師による活動(ストレスチェック実施後に医師が面接指導を実施し、面接指導の結果について事業主に意見陳述をする)を実施した場合

<助成金を受けるための要件>

  1. 労働保険の適用事業場であること
  2. 常時使用する従業員が派遣労働者を含めて50人未満であること
  3. ストレスチェックの実施者が決まっていること
  4. 事業者が医師と契約し、ストレスチェックに係る医師による活動(ストレスチェック実施後の面接指導、面接指導の結果についての事業主への意見陳述)の全部または一部を行わせること
  5. ストレスチェックの実施および面接指導等を行う者は、自社の使用者・労働者以外の者であること

<助成額>

助成対象

助成額

(1)ストレスチェックの実施

1従業員につき500円を上限に実費を支給

(2)ストレスチェックに係る医師による活動

1事業場あたり1回の活動につき21,500円を上限に実費(上限3回)を支給

ストレスチェック助成金の手続きの流れ

助成金を受け取るまでの手続きは次のとおりです。

項目

詳細

(1)ストレスチェックの実施について審議

ストレスチェックの実施について、医師からの助言、労使での審議、従業員への説明・情報提供などを行う。

(2)ストレスチェックの実施

医師または保健師によるストレスチェックを実施し、従業員へ結果を通知する。

(3)ストレスチェックに係る面接指導などの実施

ストレスチェックの実施後、従業員からの申出に対して面接指導などを行う。

(4)ストレスチェック助成金支給申請

必要な書類を揃えて、ストレスチェックの実施とストレスチェックに係る医師による活動の費用について、助成金の支給申請を行う。

(5)助成金支給決定通知の受取、助成金受領

独立行政法人労働者健康安全機構から支給決定通知が届き、助成金が支払われる。

問い合わせ先

独立行政法人労働者健康安全機構 勤労者医療・産業保健部 産業保健業務指導課
電話:0570-783046

まとめ

  1. ストレスチェック助成金は、医師と契約し、年1回のストレスチェックを実施した後、医師が面接指導を実施した労働者数50人未満の事業場が対象となる。
  2. 助成額は、ストレスチェックの実施で1従業員につき500円を上限に実費、またストレスチェックに係る医師による活動で1事業場あたり1回の活動につき21,500円を上限に実費(上限3回)が、それぞれ支給される。
  3. 助成金の支給を申請するには、各種届出様式から必要書類を揃え、独立行政法人労働者健康安全機構に提出する必要がある。