調査

サービス業が2ケタ台の改善:日商の10月調査

2020年 10月 30日

日本商工会議所が10月30日に発表した10月の「商工会議所LOBO(早期景気観測)調査」によると、全産業合計の業況DI(好転と回答した割合から悪化と答えた割合を差し引いた値)はマイナス50.2で、前月に比べて6.3ポイント改善した。GoToトラベルやGoToイートにより宿泊業や飲食業で利用客が増え、サービス業全体で前月に比べて10.6ポイント上昇した。ただ衣料品や化粧品などを買い控える動きがあるなど、まだら模様の状況が続いている。

このうちサービス業はマイナス57.2となった。宿泊業や飲食業に加え、オンライン会議の普及などデジタル投資関連で受注が伸びているソフトウエア業、自動車部品など製造業向けの荷動きが回復している運送業が好調という。

製造業はマイナス63.9で、前月比4.4ポイント改善。中国向けを中心に生産が回復しつつある自動車部品や、巣ごもり需要により好調な飲食料品が下支えする一方、設備投資の低迷により国内向けの生産機械関連で動きが弱い。

このほか、巣ごもり需要が堅調な飲食料品が下支えする小売業はマイナス45.3(前月比7.2ポイント改善)、災害復旧を含む公共工事が堅調な建設業はマイナス25.8(同4.9ポイント改善)、飲食・宿泊業向けの引き合いが増加した卸売業はマイナス47.8(前月比3.4ポイント改善)となった。

先行き見通しDIはマイナス38.0で、10月に比べて12.2ポイントと大幅に改善すると予想。都市部から地方への感染再拡大の懸念が続く中、年末年始を含む旅行需要の回復やGoTo商店街などによる消費喚起への期待感がうかがえる。海外向けの自動車関連や、5G向けの半導体関連、中国向けの工作機械の持ち直しに期待する声も聞かれた。

調査は10月15日から21日にかけて全国335商工会議所の会員2757社を対象に実施し、2150社から有効回答(回答率78.0%)を得た。

詳しくは日商のホームページへ。

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