調査

サービス業が15ポイント上昇:9月末の小規模企業景況

2020年 10月 30日

全国商工会連合会がまとめた9月末時点の「小規模企業景気動向調査」によると、産業全体の業況DI(好転と回答した割合から悪化と答えた割合を差し引いた値)はマイナス55.4で、前月に比べて7.7ポイント上昇した。全業種で4カ月連続して改善し、特にサービス業はGoToキャンペーンを始めとした景気刺激策が奏功し、前月比で15.0ポイントも上昇した。ただ変化に対応できているか否かによって事業者間で回復に差が出ているとの声もある。

業種別にみると、サービス業は前月のマイナス69.7から同54.7と大幅に改善し、緊急事態宣言前の3月期の水準を超えた。宿泊業はGoToトラベル効果で予約が増加し、稼働率が上昇したほか、理美容業も顧客が戻りつつあるとの声が目立つ。

建設業はマイナス45.6で、前月に比べて9.0ポイント改善した。休止していた工事の再開や公共工事が引き続き堅調という声が多く聞かれた。資材不足も解消されつつあるため、復調の兆しがあるとしている。

製造業はマイナス65.5で5.6ポイント改善。大手自動車メーカーの生産が回復してきたため、機械・金属関連は受注・売り上げとも増加傾向にあるとの声が多い。食料品関連は需要分野が内食向け・外食向けによって回復度合いに大きな差があるとのコメントがあった。

小売業はマイナス55.6で1.4ポイントと小幅改善。耐久消費財関連が好調を維持しているほか、食料品関連は内食需要が堅調だった。衣料品関連は猛暑の影響で秋物の動きが悪く、資金繰りが悪化。全般的には消費意欲が鈍いとのコメントが多かった。

調査は全国約300商工会の経営指導員を対象に9月末に実施した。

詳しくは全国連のホームページへ。

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