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経営後継者研修第41期がスタート:中小企業大学校東京校で開講式

2020年 10月 2日

渡部校長にあいさつする研修生代表の安部さん
渡部校長にあいさつする研修生代表の安部さん

中小機構は10月1日、東京都東大和市の中小企業大学校東京校で「第41期経営後継者研修」の開講式を行った。新型コロナウイルス感染症が完全に収束しない中、北は山形県から南は佐賀県まで全国各地から将来の経営者を目指す研修生12人が参加。2021年7月末まで10カ月間にわたる全日制研修のスタートを切った。

今期の受講生は男性11人、女性1人。最年少は24歳、最年長は47歳。冒頭あいさつした渡部和彦校長は「新型コロナウイルスの影響の中、研修生の皆さんは並々ならぬ気持ちで参加されたことと思う。研修を通じて徹底した自社分析を行い、経営者としての能力・資質を磨き、切磋琢磨する人間関係を築いてほしい」と激励した。また毎日の体調管理と感染予防対策を促した。

続いて、研修生を代表してメコム(山形市、事務機器販売)の安部晃史郎さんがあいさつ。「中小企業は経済の活力の源泉として期待され、その経営を舵取りしていく我々に課せられた役割は大きい。将来の優れた経営者を目指して専門的な知識の習得と自己研鑽、相互交流に努めていきたい」と述べた。

研修での心構えを熱く語る重永社長
研修での心構えを熱く語る重永社長

開講式後は35年前に経営後継者研修を受講し、OB会会長も務める生活の木(東京都渋谷区)の重永忠代表取締役社長CEOが「新しい時代を創る後継創業者へ贈るメッセージ」をテーマに講演した。今回のコロナ禍により社内の信頼感・結束感が「強くなった会社」と「崩れた会社」に分かれたと指摘し、「コロナのせいでと絶対言わない」「本当だったら○○だったはずと考えない」—の2つを自社内の約束事としていると紹介した。

その上で「理念」「経営観「志事(仕事)観」「使命」「愉しみ」「縁」「覚悟」「感謝」の8つを、この10カ月間の研修で描き出すことが重要だとし、「企業の鮮度・寿命は30年。時代に合った価値を創りながら変化して進化していく後継創業者となってほしい」とエールを贈った。

経営後継者研修は全国9カ所にある中小企業大学校のうち、東京校のみが実施している経営者育成プログラム。事業を引き継ぐ後継者に必要な知識や能力を実践的に授けるカリキュラムが特徴で、毎年10月から翌年7月まで集中して学ぶ。これまでに800人以上が卒業し、全国各地で経営者や経営幹部として活躍している。

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