調査

過去最高の2,500社超に:経産省が大学発ベンチャー実態調査

2020年 5月 22日

経済産業省がまとめた「大学発ベンチャー実態等調査」によると、2019年9月時点での大学発ベンチャー数は2566社と、2018年度で確認された2278社から288社増加し、過去最高の伸びとなった。ベンチャーの成長要因として、事業分野で経験豊富な人材を獲得することが鍵になるなど「チームビルディング」の重要性を指摘。ただ、新型コロナウイルス感染症が起業や事業の成長にどのような影響を与えるか注視する必要があるとしている。

大学別の設立数では、引き続き東京大学発が最も多いものの、京都、大阪、東北、九州、筑波、名古屋の各大学発ベンチャーも増え、その差は縮まりつつある。業種別ではバイオ・ヘルスケア・医療機器が最も多く、次いでIT(アプリケーション、ソフトウェア)、その他サービスの順となった。

「出口戦略」については、新規株式公開(IPO)を狙う企業が最も多く54.2%を占めた。一方で事業売却(M&A)も15.3%存在し、年々その割合は増えている。事業ステージを前期と後期に分けた成長要因分析では、前期はベンチャーキャピタル(VC)からの出資に加えて、最高経営責任者(CTO)が研究者であることが大きく、後期では企業との提携に加えて、企業経験者を経営陣に迎えるなど、優秀な人材獲得が鍵になることが分かった。

詳しくは経産省のホームページへ。