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経産大臣賞に桜庭氏、科技大臣賞に岡田氏、松田氏らに感謝状:Japan Venture Awards 2020

2020年 2月 25日

左から4人目が桜庭氏、7人目が岡田氏
左から4人目が桜庭氏、7人目が岡田氏

中小機構は2月25日、東京都港区の虎ノ門ヒルズフォーラムで、将来有望なベンチャー起業家を表彰する「Japan Venture Awards(JVA)2020」の受賞者11人を発表し、表彰した。経済産業大臣賞はVarinos(東京都品川区)の桜庭(さくらば)喜行代表取締役が受賞。またJVA事業開始から20年目を迎えたのを機に新設した科学技術政策担当大臣賞はアストロスケールホールディングス(東京都墨田区)の岡田光信創業者兼CEOが栄冠に輝いた。

中小機構はこれまで、ファンドへの出資や起業支援施設の開設・運営など多彩なベンチャー支援事業を展開しており、20周年を記念して、ベンチャー支援事業の推進に貢献した早稲田大学の松田修一名誉教授、日本ベンチャーキャピタル協会の仮屋薗聡一名誉会長、Sansanの寺田親弘代表取締役社長/CEOの3氏に対して功労感謝状を贈呈した。

桜庭氏は不妊治療の革新が期待される「子宮内フローラ検査」を世界で初めて実用化。ゲノム医療が遅れている国内での遺伝子検査サービスの普及に加え、国内外で大きな成長が期待できる点が評価された。桜庭氏は「受賞を機に、もっと頑張って日本のゲノム医療を盛り上げていきたい」と述べた。

岡田氏は「世界一厄介な課題」といわれるスペースデブリ(宇宙ごみ)の解決にビジネスとして取り組むユニークで革新的な発想と姿勢が評価された。岡田氏は「創業者に終わりはなく、この受賞も過程だと受け止めている。2020年代には世界をリードして宇宙環境問題に貢献したい」と強調した。

プレゼンターとして参加した内閣府の竹本直一科学技術政策担当大臣は「皆さんが研究開発された成果が広く普及することを期待したい」と述べた。経済産業省の松本洋平副大臣は「皆さんのビジネスが益々発展し、地域や日本を代表する企業になってほしい」と激励した。

審査委員長を務めた東出浩教早稲田大学大学院教授は「受賞者は単に業界の中で勝ち抜くというビジネスではなく、どんなお客さんにどんな価値を届けられるかというビジネスという点で共通していた」と講評。中小機構の豊永厚志理事長は「今回は191人と過去最多の応募があった。今後も素晴らしい技術を持った経営者が続々と輩出されることを祈念したい」と話した。

大臣賞以外の受賞者は次の通り。

【中小企業庁長官賞】▽Lily Medtech(東京都文京区)東志保代表取締役▽EAGLYS(東京都渋谷区)今林広樹代表取締役社長
【中小機構理事長賞】▽ビードットメディカル(東京都江戸川区)古川卓司代表取締役社長▽HACARUS(京都市中京区)藤原健真代表取締役CEO
【JVA審査委員会特別賞】▽LegalForce(東京都千代田区)角田望代表取締役CEO▽Emotion Tech(東京都千代田区)今西良光代表取締役
【ベンチャーキャピタリスト奨励賞】▽ジャフコ・小沼晴義プリンシパル▽みやこキャピタル・三澤宏之取締役パートナー
【JVCA特別奨励賞】LAPRAS(東京都渋谷区)島田寛基代表取締役