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佐賀大・山城さん、東北大・高橋さんらに大臣賞:キャンパスベンチャーグランプリ全国大会

2020年 2月 18日

審査委員の質問に答える東北大・高橋さんら
審査委員の質問に答える東北大・高橋さんら

国内最大級の学生向けビジネスプランコンテスト「第16回キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」(日刊工業新聞社主催、内閣府、経済産業省、文部科学省、経団連など後援)が2月17日、東京都千代田区の霞山会館で開かれた。全国8地区大会を勝ち抜いた12チームがプレゼンテーションを行い、経済産業大臣賞は佐賀大学の山城佑太さんらによる「座圧軽減装具 フワットの開発と販売」、文部科学大臣賞は東北大学の高橋佑生さんらによる「姿勢矯正メガネself-neck-corrector」が受賞した。

経産大臣賞を受賞した座圧軽減装具は、肋骨(ろっこつ)に装着パットをつけることで座った状態で上半身をつるし、腰回りやお尻の負担を軽減する。すでにクラウドファンディングで300万円の資金調達を行い、製品を提供している。山城さんは「腰がつらい人のために装具の改良を続けたい」と強調した。

文科大臣賞を受賞した姿勢矯正メガネは、パソコン利用による現代病「ストレートネック」を解決するため、カメラとIoT機器が「姿勢が悪い」と判定した時にパソコン画面を敢えて赤くして見えづらくし、自然と姿勢を正すよう習慣付けさせるシステム。高橋さんは「まず小中学生など教育現場で使ってほしい」と話した。

表彰式後に各務茂夫審査委員長(東京大学教授)は「今回も激戦だった。今後を期待できるビジネスプランが多く、事業化に向け前進してほしい」と激励した。またプレゼン終了後の審査の間、JPXアカデミー専任講師を務める森元憲介東京証券取引所課長が「令和時代の起業リテラシーについて考える~資本市場から見えるイノベーション」をテーマに講演した。

このほかの受賞プランと代表者(同時受賞は代表者のみ)は次の通り。
【教員審査委員賞】歯科手技の客観評価による歯科市場の活性化=徳島大学・山本貴志さん
【MIT賞】NoRIoT—安価なIoT観測ブイによる海苔養殖の支援=鳥羽商船高等専門学校・姫子松宏太さん
【JVCA賞】徳島大・山本さん
【日刊工業新聞社賞】大切な人へ食べる喜びと栄養を贈る完全栄養チョコレート=北海道大学・中村恒星さん
【審査委員会特別賞】▽足袋型牛蹄プロテクター 足元から変えていく全ての牛蹄に革命を=同志社大学・馬場春奈さん▽どこでもマインドフルネスVR 労働者に最適なメンタルヘルスを=広島大学大学院・石原裕輝さん
【TOMODACHI賞】▽東北大・高橋さん▽認知症予防・治療デバイス フレグランス君=慶応義塾大学・藤沢昌司さん▽徳島大・山本さん▽政策を使いこなすアプリケーション=慶大・古井康介さん