イベント

中小製造業の製品・技術が一堂に、町工場見本市2020開催

2020年 2月 14日

会場内のあちこちで商談が行われる様子
会場内ではあちこちで商談も

東京都葛飾区と東京商工会議所葛飾支部は2月13日から14日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで「町工場見本市2020」を開催した。東京都葛飾区をはじめ近隣地域の町工場の製品・技術が一堂に会する展示会で、今年で6回目。機械・機器、金属加工、紙・印刷などの中小製造業49社が出展。自社の技術をアピールし、来場者との商談を繰り広げた。

アイロンが要らない布用転写シール「irodo(イロド)」を展示したのは印刷会社の扶桑(東京都葛飾区)。シールをアイロンで接着するシールは以前からあるが、こするだけで定着するので、だれでも簡単に布製品をカスタマイズできる。東京都と日本デザイン振興会のコラボでおととし開発、昨年から商品化し、手芸材料品店などで小売りしている。富田成昭取締役は「特殊転写シールの製造は材料の調合や技術が重要。いまのところ類似品はない」と胸を張った。

たまごかけご飯専用器具「ときここち」を出品したのはトネ製作所(東京都荒川区)。先端に2重に穴が開いているステンレス製の器具を手に縦に持ち、器に割りいれた卵の黄身をつぶし、左右に細かく動かすと、白身が細かく砕けて黄身と混ざり合い黄金色の卵液ができる。金属加工の会社で医療機器や自動ドア部品を製造してきたが「自分たちだけの製品をつくりたいと昨年6月に開発した」と営業技術部の利根祐樹さん。ギフトショーに出展したところ好評という。

段ボール製枕を出展したのは坪川製箱所(東京都葛飾区)。60年の実績を持つ段ボールメーカーだが、東日本大震災後、被災者にヒアリングしたら『枕がなくて困っている』と聞き、枕はどこもやっていないと約4年前から製造に乗り出した。細部を手作業で糊付けするなど手間はかかるが、坪川恵子専務は「防災に対する意識も変わってきているが、いざとならないと気が付かないものもある。お役にたてれば」と話した。

関連リンク