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園田、武藤両氏がグランプリ:ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト

2020年 1月 24日

受賞の喜びを語る園田氏(中央、左隣が武藤氏)
受賞の喜びを語る園田氏(中央、左隣が武藤氏)

経済産業省は1月23日、東京都中央区の室町三井ホール&カンファレンスで「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020」の最終審査会と表彰式を行った。同コンテストは今回で5年目。ビジネスコンテスト部門のグランプリには、病児保育プラットフォーム「あずかるこちゃん」を開発したCI Inc.(東京都中央区)の園田正樹代表取締役社長が受賞。今回からグランプリを選ぶアイデアコンテスト部門は、介護ワークシェアリングアプリ「カイスケ」を開発したカイテク(東京都港区)の武藤高史代表取締役が栄冠に輝いた。

あずかるこちゃんは、病気の子どもを一時的に預かる病児保育室のネット予約をスマートフォンで行えるサービス。産婦人科医である園田氏が「子どもが発熱して保育園に預けられず仕事を休むうちに、退職せざるを得なくなった」という声を聞いたのをきっかけに開発した。子どもが発熱すると窮地に追い込まれる共働き夫婦が安心して子育てでき、少子化対策にも有効と評価された。園田氏は「5つの施設で実証実験を行っており、受賞を機に成長していきたい」と喜びを語った。

カイスケは、介護職の人手不足問題を解決するために開発。ネット上で介護資格の認証・仕事探し・確定・勤務・評価・給与受け取りまで完結でき、資格を持ちながら時間や生活の制限から定時勤務・正社員として働けなかった主婦らの「潜在介護士」を掘り起こし、介護労働力を増やす。武藤氏は「日本社会に求められるサービス・会社にしていきたい」と決意を述べた。

当日はビジネスコンテスト部門に5人、アイデアコンテスト部門で4人のファイナリストが登壇し、事業や製品のプレゼンテーションを行った。別室で審査中は、これまでにグランプリを受賞したトリプル・ダブリュー・ジャパン(東京都千代田区)の中西敦士代表取締役、mediVR(大阪府豊中市)の原正彦代表取締役社長、カケハシ(東京都中央区)の中尾豊代表取締役CEOによるパネル討論会が行われた。

ファイナリストとして登壇し、優秀賞を受賞したのは次の通り。

【ビジネスコンテスト部門】
▽アトピヨ・Ako Ryotaro代表=日本初の〝アトピー見える化アプリ〟アトピヨ~アトピーはみんなで治す時代へ~▽エーテンラボ・長坂剛代表取締役CEO=ピアサポート型習慣化アプリ「みんチャレ」を活用した2型糖尿病の治療継続▽リハートテック・笠原直樹取締役=和歌山発、誤嚥の予防のために開発した器具「タン練くん」の製造販売。全国のお年寄りを助けたい▽ジョリーグッド・青木雄志シニアプロデューサー=発達障害支援機関向けソーシャルスキルトレーニングプログラム「emou(エモウ)」

【アイデアコンテスト部門】
▽Hakara(開業予定)・歯科医師 清水章矢氏=10分1000円から利用できる、治療をしない予防歯科Hakara▽大阪大学心臓血管外科医師 三隅祐輔氏=身体にやさしい心臓病治療を可能にする新規カテーテルデバイス▽湯野川恵氏=塩分管理をラクにする食品検索・食事管理アプリケーション「さがそると」