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ICT、IoTの利活用で観光振興を:関東総合通信局がセミナー

2020年 1月 23日

講演する丸山氏
講演する丸山氏

関東総合通信局は1月22日、さいたま市浦和区のコルソホールで「地域ICT/IoT実装推進セミナー in 埼玉」を開催した。観光分野でICT/IoTの利活用を進めて地域の活性化に役立てようというセミナーで、国の施策説明のほか先進事例の紹介、ワークショップなど多彩な内容。地方公共団体職員をはじめ観光関係の中小企業など約60人が参加した。

セミナーに先立ち、関東総合通信局の古市裕久局長は「今夏の東京五輪・パラリンピックは地域活性化のチャンスだ。IoT、AIをうまく活用して観光客の利便性向上や地域情報の発信に取り組んでほしい」と挨拶。続いて総務省、経産省、情報通信研究機構の担当者がSociety5.0実装実験など国の施策を説明した。

講演では3氏が登壇。地元情報をCATVの番組にして台湾へ発信し観光客誘致に成果をあげているGoolight(長野県須坂市)の丸山康照社長は「観光案内の外国語表記や土産物の品揃え見直しなど、受け入れ側の意識が変化した」と報告。「国際コンテンツ見本市への出展やスポーツイベント振興にも力を入れており、ICTをベースにしたまちづくり会社を目指す」と語った。

観光・地域データ活用支援機構(青森市)の米田剛代表理事は、地元のレンタカー会社と青森県内の自治体の観光情報をオープン化して観光客が自分で周遊ルートプランを策定できるようにした観光振興策を紹介。「データ共用はライセンスや更新など課題もあるが、観光データの相互利用を進めるべきだ」と強調した。

電波産業会(東京都千代田区)の山崎義樹主任研究員は、高速大容量、低遅延、多数同時接続が特徴の第5世代移動通信システム(5G)が実現する未来像を動画で披露。「自動運転や空間共用など、多くの分野で実装実験が進んでいる」と語った。