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中小企業へ新たな出会いを:東京イノベーション発信交流会開催

2020年 1月 16日

展示会の様子
展示会の様子

東京都都立産業技術研究センターは1月15日、東京都江東区の本部で「東京イノベーション発信交流会2020」を開催した。中小企業に大学・研究機関と共同研究する機会や、他企業との新たな出会いを提供するのが目的の交流会で、今回が4回目。51社が自社の製品・技術を展示。約300人が参加して商談や無料の技術相談に加わった。

講演する蛭田氏
講演する蛭田氏

展示会に先立って基調講演も実施。日本能率協会コンサルティングの蛭田潤氏が「顧客洞察を起点としたマーケティング革新」と題し、顧客からの声を活用するための情報収集のしくみづくりと組織づくりのポイントを伝えた。

講演で蛭田氏はもっと切れるハサミがほしいという主婦の声をもとに、家庭では段ボール箱やペットボトルなど意外に分厚いものを切っているという実態を観察し、従来の3倍の軽さでサクサク切れる家庭用ハサミを大ヒットさせた事務用品メーカーPLUSを例に「客の体験を洞察し、顧客に共感することが重要」と指摘。「顧客ニーズが表面的な理解にとどまっていることが多い。お客をじっくり見て、顧客と共創のしかけを組み込むことだ」と締めくくった。