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地方発ベンチャー4社が事業提案:関東経産局、中小機構、日本公庫など

2019年 12月 13日

会場からの質問に答える石井氏
会場からの質問に答える石井氏

関東経済産業局、関東財務局、中小機構関東本部、日本政策金融公庫は12月12日、東京都千代田区のビジネス創発拠点TIP*Sで「地方発!ベンチャー企業ミートアップ日本公庫バージョン」を開いた。日本公庫の支店ネットワークを活かし、優れた製品・サービスを持つベンチャー企業4社が自社の技術・事業内容を紹介。首都圏のベンチャーキャピタル、金融機関、大手企業関係者らに対して資金提供や業務提携を呼びかけた。

武蔵医研(埼玉県川口市)は、慢性閉塞性肺疾患などの患者が使用する在宅酸素療法向けの新型呼吸同調器を紹介した。従来機に比べて大きさや重さを半減、酸素節約率を5倍、電池消費量を5分の1にしており、酸素ボンベの大幅な小型化を実現。徳山哲代表取締役は「従来は外出時にボンベを積んだカートを引っ張って歩かざるを得なかったが、軽量ボンベを背負って気軽に外出でき、両手を使うことも可能になる」と強調した。

HGプレシジョン(山梨県中央市)は、アルミニウム合金の成形に「半凝固」という特殊な手法を取り入れ、より精密な製品を製造する方法を提案。液体状態で成形されるダイカスト法は凝固収縮や製品内の空洞化、固体状態を成形する鍛造法は製品形状の自由度不足が問題だが、新手法は両者の弱点を克服する。赤星直樹代表取締役は「アルミ合金の薄肉化・軽量化に応え、製品のコストダウン、製造機械の小型化に寄与する」と話した。

このほか、オンラインとオフラインを組み合わせた婦人科領域特化型診察サービス「スマルナ」を展開するネクストイノベーション(大阪市北区)の石井健一代表取締役と、室温で無機酸化物薄膜を低コスト・大量形成する技術を開発したCool ALD(山形県米沢市)の坂本仁志代表取締役が、それぞれ発表した。