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ものづくり補助事業で展示会:全国中央会

2019年 12月 4日

ものづくり補助金を活用した新製品・サービスが集結する会場の様子
ものづくり補助金を活用した新製品・サービスが集結した

ものづくり補助金を活用して開発した新製品・サービスの展示商談会「中小企業 新ものづくり・新サービス展」(全国中小企業団体中央会主催、経済産業省、中小機構など後援)が12月4日、東京都江東区の東京ビッグサイト青海展示棟で開幕した。ものづくり補助事業の成果を販路開拓に結びつけるのが目的で、今年で5回目。全国から540社が出展し、工夫を凝らした様々な分野の製品・サービスを披露した。会期は6日まで。

マクタアメニティ(福島県伊達市)は、スマートフォンなどで撮影した野菜や果物のおいしさを瞬時に解析して「見える化」するシステムを提案する。撮影した画像を光の3原色に分光・デジタル化し、各色の波長を記憶したAI(人工知能)がデータベースに格納した味覚情報と照合し、甘味・塩味・酸味・旨味・苦味の5項目をグラフ表示する。幕田武広代表取締役は「消費者に品質情報を提供するだけでなく、農業生産者にフィードバックすることで商品の改良にもつながる」とアピールした。

ソフトウエア開発の東杜シーテック(仙台市宮城野区)は、スマートフォンに接続して魚の腹に装置を当てるだけで雄か雌かをAIが瞬時に判別する装置「スマートエコー」を展示した。エコー画像でお腹の中も確認できる。菊地和雄シニアマネージャーは「サケは魚卵を持つ雌が雄より高額な半面、タラは白子を持つ雄の方が高額など需要は高い。これを第1弾と位置付け、工業検査分野などにもAI事業を広げる」と語った。

バッグメーカーのアトリエフォルマーレ(東京都墨田区)は、新規事業としてバッグ・財布・靴などに特化した検品事業を始めた。補助金を活用して最新鋭のX線検査機を導入し、異物混入を発見できる。武井将夫マネジメントディレクターは「多品種少量で急な仕事が相次いで入るようになった」と手ごたえを話した。