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アジア5カ国・地域の企業経営者ら40者と商談355件:中小機構「海外CEO商談会 in 新価値創造展2019」

2019年 12月 3日

商談に熱が入る満席の会場
商談に熱が入る満席の会場

中小機構は、インドネシア、ミャンマー、台湾、タイ、ベトナムから、電気・電子部品、食品、繊維分野などの企業経営者(CEO)ら40者を11月27日から29日まで東京都江東区の東京ビッグサイト南展示棟で開いた中小企業総合展「新価値創造展2019」にあわせて招聘し、海外展開を目指す日本の中小企業とのマッチングを実施する「海外CEO商談会 in 新価値創造展2019」を開催した。国際機関日本アセアンセンターの後援。3日間で日本企業149社が参加し、355件の活発な商談を展開した。

ターボチャージャー(過給機)の製造を主力事業とし、一部の日本車メーカーに供給している台湾のノポルビス(高雄市)は、困難とされるセラミックと金属を溶接する技術の共同開発パートナーを探している。同技術を一部の部品に活用すれば、トラックや重機向けターボチャージャーの軽量化と耐熱性能向上に大きく寄与するという。

許朝傑キョキョウケツ副社長は「この技術を採用したいが、どの企業が保有しているのかさえつかめていない。別事業にも応用できる高度な技術だから、日本企業の助力を得て当社も身につけたい」と連携や情報提供に期待を寄せた。同社のターボチャージャーを搭載した日本車のアフターサービスセンターを日本に開設するプランもあるため、すべてにおいて高性能が当然の日本“上陸”に向け、格段の性能向上は不可欠と考えている。

ピックアップトラックなどの車体部品を製造しているタイのスリー・タイ・タナ・オートパーツ(アユタヤ県バンパイン郡)は、一部の日本製自動車部品のプレス加工も担っていることから、日本企業とのジョイントベンチャー立ち上げを希望している。

プンナダー・アサワラープニランドン代表取締役は「自動車部品加工ビジネスなどで成長していくプランと目的が合致する企業とは、いつでも協働する用意がある」と語った。自社工場の生産性向上技術導入や遊休生産ラインのレンタル、冷蔵庫などの家電部品製造受託にも関心があるという。

商談の円滑な進行に努めている同機構は、イスラム教徒ら礼拝を欠かさない慣習のある海外企業関係者が参加していることを踏まえ、今回も会場に礼拝スペース「Prayer Room」を設けて会期中の信仰にも配慮した。