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ベンチャー27社が発表:NEDOドリームピッチ

2019年 11月 1日

導電性繊維の優位性を語る岡野氏
導電性繊維の優位性を語る岡野氏

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10月29日、東京都港区の虎ノ門ヒルズで行われたオープンイノベーションの祭典「イノベーションリーダーズサミット」で、ピッチイベント「NEDOドリームピッチ」を開いた。NEDOが厳選した材料、バイオ・医療、AI・IoT、宇宙、ロボット、サービス分野で次世代の技術を持つベンチャー27社が登壇し、事業内容を紹介した。

東北大学連携ビジネスインキュベータ(T-Biz)に入居するエーアイシルク(仙台市青葉区)は、染色の技法を使い繊維自体に導電性を持たせたスマートウエア向け導電性繊維を開発。装着時の不快感や皮膚・生体内での炎症、発汗などによる計測不良など従来の医療用電極が抱えていた課題を低減した。岡野秀生代表取締役は「トレーニングやリハビリを効率よくサポートするほか、ストレスなしにバイタルデータを計測できる」と強調した。

スペースリンク(川崎市幸区)は、カーボンナノチューブとグラフェンを用いたキャパシターを開発。リチウムイオン電池の弱点である発火リスクがないほか、充電時間が100分の1程度と短時間で済み、電気自動車(EV)やスマートフォン、ドローンなどでの活躍が期待される。阿部晃城代表取締役CEOは「2021年の量産開始を見据えて準備を進めている」と語った。

メタジェン(山形県鶴岡市)は個々人によって異なる腸内環境をタイプ別に分類し、それぞれの腸内環境に合わせた「層別化医療・ヘルスケア」を提案する。水口佳紀取締役CSOは「開発した医薬品や健康食品などが、どの腸内環境タイプの人に効果があるのかを評価することが可能だ」とアピールした。

このほか、AIで品質コストを削減するエイシング(東京都港区)、調理ロボットで外食産業の人手不足解消を目指すコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)、さまざまな施設の空席情報を提供するバカン(東京都新宿区)、104言語対応の多言語翻訳チャットを提供するKotozna(東京都港区)などが登壇した。