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海外展開でセミナー:巣鴨信金と中小機構

2019年 10月 18日

海外展開の基礎を解説する藤田氏の写真
海外展開の基礎を解説する藤田氏

 巣鴨信用金庫と中小機構関東本部は10月17日、東京都豊島区の巣鴨信金研修会館で海外展開セミナー「思い立ったその時に考えること」を開催した。香港と欧州で通算32年間の駐在経験を持つ中小機構の藤田一彦国際化支援アドバイザーが、海外展開の基礎知識についてワークショップを交えて説明した。中小企業経営者ら約40人が熱心に聴講した。

 最初に「海外展開の目的は明確か」「製品・技術・サービスに競争力があるか」「任せられる人材はいるか」「資金は十分確保できるか」といった10項目の質問を参加者全員にセルフチェックしてもらい、それぞれの項目について解説した。海外展開を進める前に、自社の現状や必要な要素、対象とする市場や製品などを十分に検討する重要性を示した。

 特にさまざまなリスクが伴う海外展開の心構えについて、事業が予定通り進まないことを想定し、その際にどのような行動をとるかをあらかじめ検討しておくことが重要だと指摘。「収支目標との乖離額や累積欠損額など、最初から定量・定性的に事業を撤退・縮小する際の基準を決めておくべきだ」と強調した。

 次に目標に向けての戦略を考える手段として、自社の強み・弱み、外部環境の機会・脅威を考えるSWOT分析を参加者全員で実践した。その上で藤田アドバイザーが関わった5社の成功事例と苦戦事例について、実際にSWOT分析シートを掲げて要因を解説。さらに戦略を実施する作業手順をスケジュール表にするロードマップの作成方法なども紹介した。

 事業計画の立案、販路の設定、取引契約書の準備など、その後の進め方については2020年1月の次回セミナーで紹介する。