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名古屋の大学発ベンチャー5社が発表:三井住友銀行が東京で

2019年 10月 15日

会場からの質問に答える長江氏の写真
会場からの質問に答える長江氏

 三井住友銀行は10月11日、東京都渋谷区の同行オープンイノベーション拠点・フープスリンクトーキョーで「名古屋2大学発!ベンチャー企業ミートアップ」(関東経済産業局協力)を開催した。名古屋大学発ベンチャー3社と名古屋工業大学発ベンチャー2社の代表者らが自社の技術・ビジネスモデルを発表。東京圏の大企業、ベンチャーキャピタル、金融機関などの担当者に協業や投資を呼びかけた。

 名大発ベンチャーのグランドグリーン(名古屋市千種区)は、タバコを中間台木として、不可能とされていた異なる植物同士の接木(つぎき)を可能にする技術を提案。遺伝子組み換えを用いず、対病性や成長促進を高めるなどゲノム編集が可能になる。同時に接木カセットを用いた自動接木システムの開発に着手しており、丹羽優喜代表取締役は「年内にも発売を予定している」と述べた。

 同じく名大発のトライエッチング(名古屋市中区)は、人工知能(AI)のアルゴリズムやシステムを動かす基盤ソフトを紹介。既存のデータ資産を素早くAI化できる点が特徴で、9月に中小機構のアクセラレータ支援事業にも採択された。長江祐樹CEO(最高経営責任者)は「人間の知能作業の完全自動化を目指している」と強調した。

 名工大発ベンチャーのAGREEBIT(名古屋市昭和区)は、インターネット上で多くの人の議論の合意を形成するシステムを開発する。AIが議論の構造をまとめ、内容を可視化し、議論に自動介入しながら合意形成に導く。桑原英人CEOは「離れた場所でも議論に参加でき、企業内の会議なども飛躍的に効率化する」とアピールした。

 このほか高熱伝導絶縁樹脂部材を開発するU-MAP(名古屋市千種区)の松本昌樹最高生産技術責任者と、フナムシの微細構造を用いて結露防止・曇り止め技術を開発するデフォガ(名古屋市昭和区、起業前)の佐藤久美名工大産学官連携コーディネーターが、技術・事業を説明した。