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シリーズ通算50万食突破の東北福興弁当:第9弾、10月1日発売

2019年 9月 30日

勢ぞろいした「東北福興弁当」関係者
勢ぞろいした「東北福興弁当」関係者

 中小機構東北本部が日本レストランエンタプライズ(NRE)の協力で開発した「東北福興弁当」(税込み1200円)が10月1日、仙台駅・福島駅で発売される。東日本大震災の復興支援の一環として東北6県の食材を全国に届けようと、2011年以降毎年秋に新作を発表・販売している人気の駅弁で、今回で9回目。第8弾までの通算出荷数が50万食を超えたため、今回は「感謝の一折(ひとおり)」と名付け、弁当購入者先着1000人に記念手ぬぐいをプレゼントする。

試食会の様子
試食会の様子

 発売に先立ち、中小機構東北本部は9月27日、仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台で復興関連機関ほか関係者を集め「東北福興弁当」の試食会を開催。冒頭、杉村均本部長は「今年は20社20品目を採用した。これまで以上に多くの方々にご賞味いただき、弁当に採用された食品が各社の主力商品に成長することを期待したい」と挨拶した。

 弁当を企画し販売するNRE仙台の鈴木重敏執行役員仙台支店長は「弁当の掛け紙の裏にお品書きと食材提供事業者の連絡先を入れた。表には海外のお客様にもアピールできるよう外国語標記もあり、国内外の多くの方に味わっていただきたい。2020年の第10弾をめざす」と意欲を示した。

東北福興弁当「感謝の一折」
東北福興弁当「感謝の一折」

 食材を提供したのは、東北6県で国の認定を受けた地域産業資源活用事業者12社、農商工等連携事業者6社と復興支援事業活用事業者2社。弁当は白米と茶飯、食材別に8つに区切られ、20品目が隙間なく詰められている。ホタテやサケ、ハタハタにキクイモほか東北のこだわりの食材が塩麴、魚醤、甘酒など発酵食品などで調味されている。

 「岩手県産大豆の味噌」を製造した佐々長醸造(岩手県花巻市)の佐々木洋平専務は「ベートーベンの『田園』を聴かせながら長期熟成させた」と紹介。「三陸産花こえびの佃煮」で参加した木の屋石巻水産(宮城県石巻市)の松友倫人広報担当は「被災後初めて製品化した当社の象徴。感謝の思いを届けたい」と話した。試食した東北経済産業局の菅原隆平地域ブランド連携推進課長は「素材を活かしつつ味付けに工夫があり、わくわくしながら箸を進めた」と評価した。