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定員上回る大盛況:JNSAサイバーセキュリティセミナー2019東京会場

2019年 9月 26日

サイバーセキュリティの重要性を説く持田氏の写真
サイバーセキュリティの重要性を説く持田氏

 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は9月26日、東京都台東区の浅草橋ヒューリックカンファレンスで「JNSA全国横断サイバーセキュリティセミナー2019」を開催した。企業にITが浸透するなか、ビジネスメール詐欺やサプライチェーン攻撃など、ビジネスに致命的な影響を及ぼすリスクも増大している。予防だけではなくシステム保安上の脅威が発生した後の対処法を理解するためのセミナーだ。定員120人を大幅に上回る約160人が参加し、中小企業のセキュリティ担当者やセキュリティ関連製品の販売者などで満席となった。

 セミナーはセキュリティ対策のLAC(東京都千代田区)理事で、JNSA情報セキュリティ教育事業者連絡会の持田啓司代表が「協業企業として選ばれるサイバーセキュリティ経営」をテーマに講演。取引先が適切な対策を講じていても二次的攻撃で被害を蒙るケースなど、商流の末端まで対策が求められている現状を紹介し、サプライチェーンが一組織として取引先に選ばれ、ともに成長するためのポイントを伝授した。

 持田氏はサプライチェーン攻撃でリコールや修理などの追加コストが発生し、信用が失墜して倒産に追い込まれた企業もあるとして「手元のデータだけでなくデータの行き先まで考えて対策を練ることが肝要」と指摘。「契約書には新たな脅威が発生した際の責任範囲も明確化しておくべき」と語った。そのうで「経営者はリーダーシップを発揮して自社はもちろん委託先やビジネスパートナーに対するセキュリティ対策を進め、平時でも緊急時でも関係者と適切なコミュニケーションを行うべき」とした。

 続いて日本セキュリティオペレーション事業者協議会の武井滋紀氏が「セキュリティサービスの効果的な活用」をテーマにセキュリティ対策を社外に依頼する際の留意点を講演。経済産業省商務情報政策局サイバーセキュリティ課の西野真一郎課長補佐が「中小企業向けサイバーセキュリティ政策の紹介」を、JNSAの扇健一氏が「JNSAツールの紹介と活用メリット」を話した。 

 同セミナーは全国5カ都市で開催。今後は10月4日に大阪、10月23日に札幌、11月7日に那覇で開かれる。詳しくは以下まで。