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社長自ら積極的にツールを使いIT化推進を:虎ノ門セミナー

2019年 9月 13日

講演する大森氏の写真
講演する大森氏

 中小機構は9月12日、東京都港区の本部で「今すぐできる!アプリを活用した業務改善・効率アップ」と題したセミナーを開催した。業務改善や効率向上に欠かせないITを活用するにはどうすればよいのか、ネットビジネス・テクノロジー(東京都練馬区)を主宰する中小企業診断士の大森良夫氏が講演。中小企業の経営者や支援担当者約70人の参加者に対し、「IT化を成功させるために最も大切なことは、経営者が積極的にリードし経営者自らが勉強して積極的にITツールを使うこと」と呼びかけた。

 大森氏は「生産性向上の鍵は情報の共有」と表明。社内のコミュニケーションをいつでもどこでも早く楽に行い、誰が何の課題を抱え今どんな状況かを“見える化”すれば、「組織は活性化して社員の定着率が上がり、収益もアップする」と語った。

 具体的にはインターネット経由でユーザーにサービスを提供する「クラウド」を利用して社内SNSやファイル共用化、勤怠管理システムなどを導入。「自社で新しくシステムを開発するより、既存のシステムに自社の業務を合わせると良い」とした。

 インターネットで業務改善に役立つクラウドやアプリを探すには検索する際の「キーワード」が重要で、「スペースを空け、複数のキーワードで検索し、すぐにヒットしなくてもあきらめないこと」と指南。動画共有サービス「ユーチューブ」をチェックするのも有効とした。

 中小企業でIT活用が進まないのはIT関連の知識やスキルを持つ人材が不足しているからだといわれるが、「システムエンジニアを派遣する会社もあり、外部の人材を有効に活用したほうが、IT人材を採用するより安い」と指摘。「IT化の成否は経営者の本気度にかかっている」と締めくくった。