イベント

先端技術でインバウンド市場を活性化:東京都港区で取り組み紹介のセミナー

2019年 7月 8日

事業を紹介する青木氏の写真
事業を紹介する青木氏

 東京都港区は7月4日、同区内のみなとパーク芝浦で「インバウンド観光×先端テクノロジーが拓く新ビジネス創出セミナー2019」を開催した。発展が続くインバウンド市場でキャッシュレス決済やAI(人工知能)などの先端技術を活かして地域を元気にしている取り組み事例を紹介。商店主や観光事業者、行政担当者など約200人が熱心に聴講した。

 NIPPON Platform(東京都品川区)の高本誠也取締役副社長はキャッシュレス化で商店と街を活性化させる「おみせ応援プロジェクト」を紹介した。スマートフォンによるキャッシュレス決済の多様化で店頭が混乱しないようタブレット型のマルチ決済端末を無償レンタルし、テレビ通訳や免税申請用紙発行など商店に役立つサービスを提供する事業で「商店街の祭りや集客にも役立っている」と話した。

 ナーブ(東京都千代田区)の多田英起代表取締役CEOはVR(仮想現実)の動画による仮想体験を観光分野に活かしている取り組みを講演。「百聞は一見に如かず。VR体験で納得感が得られれば、旅行の成約率や単価を上げることができる」と強調した。

 さらにOtono(静岡市)の青木真咲代表取締役社長は音声アトラクションで静岡観光を後押しする事業構想を発表。TradFit(東京都中央区)の戸田良樹代表取締役社長はAIスピーカーと有人オペレーターによるチャットで旅行者の利便を向上させる取り組みを講演した。

 このほか富士通総研、地方創生インバウンド協議会、JTB総合研究所、日本美食の担当者も講演。終了後は参加者との交流会も行われた。